元保険屋が話す、保険がそんなに要らない理由

社会保障制度を知って保険を節約しよう


私は8年間という短いようで長い間、
生命保険の代理店を営んでいました。

ライフデザインコーチとしてスタートするまでは、
このように生命保険代理店の立場から、

ファイナンシャルプランニングや保険の見直しを主に、
業務を行っていたわけなのですが、

その間、タイトル通りの現状を
目の当たりにすることばかりでした。

正直、私も保険を売っていかなくてはならない立場の仕事をしていたわけですが、

そんな私でさえ、事実に逆らって仕事をしていくことへの葛藤と、

本当のことを伝えながら仕事をしていても、

売っている立場の人間が、そんな反対なことを言っていても、

なんか胡散臭いよ。と、誤解されることが多かったので、

非常に難しい気持ちで仕事をしていた8年間でした。

ですが、今はもう、保険販売員ではなく、
中立な立場である、コンサルタントです。


なので改めて、私の体験から伝える本当のことを、
ここに書き留めますので、

是非ご参考にしてください。


なぜ保険はそんなに要らないの?


私達が加入している、民間の保険なんですが、
タイトルの通り、そんなに要りません。

私が今まで見直してきたお客様の保険(主に生命保険)のほとんどが、

必要以上にかけすぎてありました。

保険屋さんから、これがいいですよ!とか、

これくらいの内容だと大丈夫です!とか、

そう伝えてもらったから、安心して加入したのだろうと思いますが、

保険は難しくて分からないから、専門家にお任せしたのだろうと思いますが、

それなのに、改めてかけ過ぎだと言われたら、

何が正しいのか、分からなくなりますよね。

ちゃんとプランニングしてもらって加入したはずなのに、なぜかけ過ぎていたのか、

そしてなぜそんなに要らないのか、

それは国からそれなりに給付されるからです。

なのに、その給付額を計算してプランニングされていなかったり、

こんな状態になったら、こんなにも受け取れるんだよ!と言われて、

言われるがままに入っていたりで、

必要額を超えて加入していることがとても多いです


保険担当者も、どのような意図や思惑を持って提案しているのか、

それに、知識や情報をしっかり取り入れた上で提案しているのかは、

活動歴や経験値の差もあるので、人によって様々です。

保険は基本的に保障ですから、補ったり備えたりするものですから、

それがゆえ、本来はリスクが発生した時に、

その物事がどれだけの損失を出すのかを計算して、

必要な分だけを受け取れるようにするものです。

貯蓄であれば貯めるのですから、
その金額がいくらになっても
その分貯まるのでいいのですが、

保障は、リスクによっては訪れることなく無事過ごすことだってあるものでして、

全く受け取ることなく、保険料をしっかり支払っただけで終わることもあるわけですから、

なおさらかけ過ぎるものでは無いのです。

保険は、いくら貰える、ではなく、いくら要る、が大切なのです。


国の社会保障からそれなりにもらえるって知っていましたか?


この日本では、病気や事故、介護や障害、
老後や死亡に対して必要となるお金を、

国民の義務になっている制度に加入して
その時が来たら受け取れるようにしてあることを、

もちろん皆さんもご存じですよね。

それを社会保障制度というわけなんですが、

この社会保障制度へも、保険商品の加入と同じように、

お金を支払って加入している国の保険となります。

この社会保障から受け取れるお金が、
民間保険より沢山もらえるようになっているのです。


保険料の割に保障額が大きいということですね。

それに、その国の保険から受け取れるお金がまだ足りなかったとしても、

他にも、低金利で条件的にも比較的借りやすいような融資制度や、

かかる費用のいくらかをさらに国が負担してくれるような補助制度まであり、

日本の社会保障制度というものは、実はとても充実しています。

でも私達は、社会保障制度の詳しいことまでを、

知って押さえていくことが安易ではないことから、

分かりやすく捉えやすいもので保障を確保しようとしてしまうものなのですが、

その結果が、民間の保険商品の入りすぎを発生させる一つの原因になっています

医者に行けば、かかる診察料の70%も国が支払ってくれて、

100万円くらい治療費がかかる病気やケガの時は、

本来であれば、1ヶ月の治療費を30万円くらいは自分で払わなければならないと思いきや、

10万円以下の支払いでよくしてもらえる保障までありますし、

死亡してしまったり、障害が出てしまったり、

老後になった時は、毎月最低限の生活費がもらえたり、

毎月の必要額としては足りない額だけど、

今まで払って来た保険料の合計額に比べて、

とても多く増えて老後に帰ってくることになったりと、

社会保障制度ってのは、結構保障されているものなのです。


掛け捨ての保険だと、なおさらそんなには入らないほうがいい


皆様が任意でご加入されている、
民間の保険会社で備えている保険ですが、

積立されるタイプの保険だと、
解約した時や満期が来た時に、

保障を使わなかったとしても、
保険料がいくらか帰ってくるのですが、

掛け捨てタイプの保険では、
毎月支払う保険料が積立されません。


保険金を受け取る物事が訪れることなく過ごした時は、

支払ってきた保険料が合計何百万円であったとしても、


何も受け取ることが無いということです


商品を買っていたのに、なにももらえない。って、

普通に考えたら、とてももったいないですよね。

ただ、積立される保険と比べたら保険料がとても割安なので、

多額の保障が必要な物事や、そのリスクが人生の途中で無くなる物事に対しては、

とても適している保険のタイプではあります。

ですが、
医療保険(入院保障など)という商品は、
基本的に掛け捨てタイプの保険が多く、

色々なパターンの傷病を幅広く保障しているので、

人生において使用頻度が多いと思われることから、

需要が多い商品の一つなのですが、

大半の人は、保障を使い切ることなく保険期間を終えています。

30歳から終身型の医療保険に加入して80歳で亡くなったとし、

毎月3000円の保険料で医療保険をかけていた場合、

合計180万円の保険料を支払うのですが、

今の時代は、医療も発達していることから短期入院の傾向があり、

入院給付金や手術給付金を頻繁に受け取ることは

そんな多くない現状です。

ということは、人生の中で沢山の入院や通院や手術をしたとして、

合計100万円の給付金を受け取ることができたとしても、

80万円分は、支払ったけどなにも受け取らなかったことになります

これ、めちゃくちゃ元本割れてませんか?

あと、こちらの例ではどうでしょうか。

30歳から60歳までのあいだに
3000万円が受け取れる定期死亡保障に加入していて、

保険料が毎月3000円だったとします。

定期型の死亡保障は、掛け捨てタイプか、積み立てがあってもごくわずかなタイプが主流で、

満期に近づくと、その積み立て額が保障の支払い準備に回されていき、

無くなっていくようになっています。

この場合の保険料の合計支払額は108万円となるのですが、

日本人が60歳までの間に死亡する確率は、

全体の中で、たった4%だと言われています

このとても低い確率に該当しなかった場合、
もちろん死亡保険金は一切受け取れず、
108万円支払って終了します


これだともう、元本割れではなく、元本消滅です。

それもあり、その元本を失う可能性も考えれば、

その分を貯蓄に回すようにしておいたらいいのです


掛け捨てタイプの保険は最低限必要なだけにして、

その代わりに、貯蓄もできる積み立てタイプの保険に加入する方が、損をしないのです。


そして、保険を請求した時にもし、

その給付金や保険金が必要より足りなかった時には、

その貯蓄から不足分を支払えばいいのです。

その方が、お金を掛けて捨てることが無くなり、無駄や損が無くなるのですから。


そしたら民間の保険はどのくらい加入しておくのがいいの?


医療保険で言えば、サラリーマンの方は、入院1日につき1日5000円、

自営業の方は、収入が不安定なため、入院1日10000円で備えておいて、

特約の保障は、その特約でないとカバーすることができないような内容の保障までの加入にしておくのがいいでしょう。

死亡保険で言えば、先ずは社会保障でいくらもらえるのかを必ず算出して、

そこから不足分を計算し、必要分だけを加入するようにします。

こちらもサラリーマンの方と自営業の方とでは、

年金として受け取れる額に差があるので、

自営業の方はサラリーマンの方と比べて受給額が少ないことから、

自分自身で不足分を備えられる、国の年金制度や民間の保険商品でカバーするようにします。

その際も、実質的により多く受け取れる、

国や自治体が運営する任意の年金制度への加入から選択し、

節税の効果を利用しながらより多く受け取るようにします


それでもまだ保障を確保しておきたい人が、

それから民間の保険商品で不足をカバーするという手順がいいのです。


それくらい民間の保険は、結論としてそんなに要らないのです。

でも、これだけは言っておきます。

保障でどうしても必要な分は、保険にしっかり入っておいてください

この身を助けることができる、
この世で一番凄い金融商品は、
間違いなく、保険です。



社会保障制度を知って保険を節約しよう
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